2007年7月7日(土)の滝川市太郎吉蔵での会議時間に限りがありますので、当日に先がけてインターネット上でメーリングリストによる会議を始めさせていただきます。
*このネット上での会議を前提として太郎吉蔵での会議が続行されますので、事前にインターネット上の会議の内容を理解していただかないと当日はよく理解出来ないかもしれません。
(ネット会議の内容は7月6日のレジストレーション時にプリントしたものをお渡ししますので、会議の前に読んでいただくことも可能です。)
会議の進行を担当します五十嵐威暢です。
私は元デザイナー、この13年間は彫刻家として活動していますので、一番ニュートラルで適任であるとのパネリストの方々からの指名で進行役をお引き受けしました。
よろしくお願いします。
それではこの会議の進め方、内容、期待したいゴールについて説明します。
先ず9名のパネリストはヴィジュアル素材を使いません。
話し、議論する。本音の、本物の議論を展開します。今、何が問題で、この先、何をしようとしているのか、微妙で揺れ動く心情を語っていただきます。
聴衆のために話しません。パネリスト自身のために話し、議論することを目指します。
極めて絶望的な結末を迎える可能性もあり、近未来の目標を掲げることが出来るかもしれません。議論次第ですが、近未来に希望が見いだせるような結末を期待しています。
9名の様々なデザイン分野のリーダーが率直に議論し、心情を、希望を吐露することで、近未来を共有することが出来れば、大きな力に発展するかもしれません。そのことを意図しています。
それでは議論に入るための問題提起をします。
最近の日本のデザインはマーケット指向が極めて強く、そのことに危機感を覚えるのは共通の認識となりつつあります。デザインの世界と可能性はもっと大きく、広いはずです。
日本のデザインは世界のトップレベルにあると言われています。
しかし、東京ではそのことが実感出来ますが、日本の大部分の地方では全くと言っていいほど、実感出来ないことも事実です。
デザインの地域格差を是正しなければなりません。
最近の日本のデザインは軸がぶれているのではないでしょうか。
何故デザインするのか、デザインで何を実現しようとしているのか、この辺りでデザイナーは自問自答する必要がありそうです。デザインは社会や生活を変革し、豊かな未来を約束するはずでした。
デザインが身近な存在となり、そのインパクトが拡散しているようにも感じられます。
その解決の前提として、デザインには志が必要であると思います。
それでは原研哉さんから発言をお願いします。
