Photo by Koji Sakai |
北海道のほぼ中央、空知地方に滝川市があります。
札幌から北へ電車で50分、旭川からは南へ30分、
大雪山系を源流とする石狩川と空知川が合流する三角地に滝川市は位置します。
人口4万7千人、周りの炭坑の隆盛に支えられ、
商業・交通の要地として繁栄した町でした。
もっとも近い日本海の漁港・浜益まで車で45分、
内陸の美瑛や富良野までは50分の距離です。
冬は降雪量と極寒の両方で知られる北の小都市です。 |
河川敷に作られた日本一のグライダーの飛行場は滝川の自慢です。
しかし、私達は他に大したものがないことにこそ、滝川の魅力を感じています。
例えば工場がなく、交通量が少なく、従って町並みは汚れていないし、騒音もない。
ましてや滝川に公害問題は存在しません。
一方、畑や丘陵が連なり林が拡がる美しい田園風景があります。
丸加高原から見る空知地方の雄大な眺望は
誰もが感嘆の声をあげるに違いありません。
さらに北海道の中央に位置し、主要都市へは通勤距離の範囲内。
地理的利便性があります。 |
滝川も高齢化と少子化が始まりました。
人口密度の低さに加え、都市への人口流出も続き、市の財政はひっ迫しています。
駅と駅前の衰退は深刻な状況にあって、有効な手当は見つかっていません。
生活のための職場が不足しています。
人が住むための魅力が乏しくなっています。 |
点在する歴史遺産は繁栄した時代の滝川を今日に伝える宝です。
日常的に使われた古い遺産は総べて大切なものですし、
歴史遺産の保存は私達に託された使命でもあります。
近年に築かれた多くの施設が遊休施設となっていることを反省し、
歴史遺産の保存に於いても「新しい発想」が求められています。
また、2004年末には景観法が施行され、
国をあげて「美しい国土」つくりが本格化します。 |
滝川の新しい魅力をつくることで、外から「人が集まる滝川」にしたい。
素晴らしい「人」と「芸術に触れる」機会を数多く提供したい。
滝川の歴史遺産と自然環境を利用した新しい「町づくり」を推進したい。
美しい景観の滝川をつくりたい。
私達はこれらの夢を実現するために
第1跳躍(ホップ)で、歴史遺産である「太郎吉蔵」を改修し、
様々な芸術イベントを催し、滝川の外からも人が集まるようにしたいと計画しています。
希望される方々には様々な使い方をしていただき、人が集まる「場」をつくります。
第2跳躍(ステップ)は、太郎吉蔵のイベント実績をもとに、
滝川駅周辺に「美しい公園」と「現代美術館」をつくり、
駅前に緑豊かな美しい文化ゾーンを創出し、
さらに大規模な芸術イベントを展開するプロジェクトを各方面に働きかけます。
滝川市芸術公園都市構想 (PDF 2.3MB)
第3跳躍(ジャンプ)は、北海道の文化施設が手をつなぎ、
北海道国際芸術祭を開催します。
|
2003年2月、私達は「五十嵐アート塾」をスタートしました。
ゲストを招いてのレクチャー、ワークショップ、イベントを開催しています。
全道から、中には東京、福岡から毎回参加する会員もいます。
運営や企画には全国から160名が参加しています。(2003年10月現在)
地元の人にとって「魅力的な滝川」をつくるだけでなく、
外の人にとっては「理想の故郷」をつくる運動に位置付けて、
この運動を成功に導きたいと私達は考えています。
外の人と手を繋ぐことが「人の集まる滝川」の実現を可能にする、
私達はそう考えます。 |
特定非営利活動法人「アートチャレンジ滝川」(略称A.C.T.) は
会員の方の会費や募金などを運営・活動資金とする
非営利の自主・独立した民間団体です。
A.C.T.の役割は「五十嵐アート塾」や「太郎吉蔵プログラム」の運営を始め、
滝川の歴史遺産と自然環境を利用したレクチャー、コンサート、
展覧会、ワークショップ、その他のイベントを通じて、
芸術公園都市の実現を目指して
『理想の田舎をつくる運動』を展開することです。 |