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五十嵐アート塾・レクチャーシリーズ〈第20回〉
「鹿目尚志の仕事」 鹿目尚志(デザイナー・アーティスト)

鹿目尚志さんは、すごい人である。「超人」といってもよい。
1927年生まれ、御歳81歳とはとても思えない黒々とした髪、スラリとした身のこなし、活きいきとしたお話しぶり。すべて驚くばかりである。
さらに驚かされるのは、あくことなき作品制作への挑戦である。金属、木、ガラス、紙など様々な素材を扱った意欲的な作品を、つぎつぎに発表されている。
そこには素材へのあたたかい眼差しと、貪欲なまでの形への真摯な追求の姿勢がみられる。デザインというより、アートの世界であるといってよい。
ただその中に、陳列されていた新聞古紙をつかった「モールド・パコ」のように、造形性とあわせ、実用性を持つ作品を生みだしているところに、鹿目作品の面目躍如たるところがあるのである。
後半の五十嵐さんとの対談で、根室や札幌時代、戦後の大変だった美校(現・東京芸大)での生活、そのあとの炭鉱での労働。いづれも淡淡とお話しになる中に、ぐっと迫ってくるものがあった。
大阪時代のお話しは、私の歩みとダブるところがあって、興味はつきなかった。そして30年もの大阪生活をふり切って、東京へ出られるなど、想像もつかない。

レポート:木村一男


   
■日時 2008年5月31日(土)
15:00 〜 17:00 レクチャー
17:00 〜 18:00 交流会
■会場 太郎吉蔵 JR滝川駅より徒歩3分/北海道滝川市栄町2丁目8-9
■講師 鹿目尚志
■主催 特定非営利活動法人アートチャレンジ滝川