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カヌー レポート:濱田逸郎(江戸川大学教授)



かつてはハワイや地中海を制覇したぼくの華麗なカヌーの技量は
どこへ行ってしまったというのでしょう。
艇が短いせいか、左右のかいな力がアンバランスなためなのか、
カヌーがスライスしてまっすぐ進んでくれません。
早くも汗びっしょりです。

日曜の朝、『北の恵みの一汁三菜』を満喫した後、
「滝川市B&G海洋センター」でカヌーに挑戦しました。
海洋センターは石狩川に取り残されてしまった
「ラウネ川」という 河跡湖に設けられたコース。
グライダーの飛び立つ航空公園の上流方向にあります。
全国480ヶ所に設けられたB & G海洋センターの中で、もっとも利用客が多いとか。

この日も、札幌からバスでやって来た小中学生のグループが、
初心者なのに早くもコツを体得し、ミズスマシのように軽やかに動き回っていました。
おじさんがこどもたちに迷惑をかけてはいけないと、
混み合う水域を避け、青息吐息で上流を目指します。
意のままにならないボートを操り、
30分ほどかけて600メートルほど漕ぎあがったところでギブアップ。
後は緩やかな流れに任せて下るばかりです。

漕いでるときは気づきませんでしたが、
両岸の草むらからはヒバリでしょうかヨシキリでしょうか。鳥の鳴き声が聞こえます。
川岸には天然温泉やコテージが整備されています。
釣り人に尋ねるとブラックバスを釣っているとか。
時折聞こえる爆音はグライダーを引っ張るセスナの音。
空は晴れ渡り、いいお天気。
のんびりたゆたう時間は、この上なくのどかなものです。

20分ぐらいで船着場にたどり着くと、
スタッフの方からジェットスキーに乗せてあげようとのお誘いを受けました。
2人乗りバイクのように操縦者の後部にしがみつきつつ、
1時間かけて上り下ったコースを僅か5分で昇り降りしてもらい、
カヌー遊びにピリオドを打ちました。

因みに、この翌週仕事で旭川に入りました。
雨の旭川は肌寒く、のどかさのかけらもありません。
カヌーとその前日のグライダー。
知的興奮を味わったデザイン会議とすばらしい食事とエトセトラ。
もちろん尊敬すべき仲間たち。
つくづく、天気にまで恵まれた贅沢な3日間を楽しませてもらったのだなあとの思いを深くしました。
五十嵐さんはじめスタッフの皆さん。
参加者の皆さん。
改めてありがとうございました。